2005年07月

花小金井パレード(15)

 さて、小生のドン臭さは未だ続く。
 牛込パレードは、とうとう声をかける勇気も出ないまま、ただただ圧倒されて、ダンサーらの踊りにせっかく刺激されたにも関わらず、意気消沈し、悄然と帰るはめになってしまった。s-DSC01761.jpg
 さて、次に因縁のダンサーらの勇姿を見たのは、牛込から間もない花小金井のパレードにおいて、だった。
 昔風な言い方をすると、気風とか気立ての良さ。浅草の三社祭で神輿を担ぐ覇気と女性的な笑顔…。この人ならば、分け隔てなく笑顔を与えてくれるに違いない、という思い。
 なのに…。
 詳しくは以前、このパレードについてもレポートを書いたので略すが、要するに、一昨年の花小金井の時も、見るだけに終わってしまった。声をかける勇気を奮い起こすことができなかった。
 バテリアの演奏に、ヴォーカル(プシャドール)の声に、ダンサーらの笑顔や生命力溢れる踊りに励まされ鼓舞されながらも、またもや肩を落としての退散となってしまった。
s-DSC01829.jpg 次に彼女等のパレードを見たのは、武蔵小金井においてだった。
 小生は、奇策を弄することにした。そもそも、小生の声は普段でも、こもりがちで通らない。ましてサンバパレードとなれば、大声を張り上げても、届くはずがない。
 だったら、視覚作戦だ、ということで、花小金井のパレードコースで貰った団扇に、小生の名前を裏側に、表側には彼女等の名前(ハンドルネーム、愛称)を書いた白い紙を貼り付け、その団扇を彼女等が目の前に立って踊る機会が来た時に、思いっきり振って見せればいい…。
 その気恥ずかしい団扇作戦は効を奏した。団扇の文字を読んだ彼女はすぐに、ああ、弥一さん、と気付いてくれたのだった。s-DSC01835.jpg
 目出度し、目出度しなのか、世話の焼ける小生に辟易というべきか、とにかく変則オフ会は成立したというわけである。
 言うまでもなく、小生はたちまち彼女等のファンになってしまった!

 自分の引っ込み思案にはそれなりの理由がないわけではないが、それでも、本来ならネットの世界で自足しているはずの小生を後押ししたのは、かの才能溢れる、けれど惜しまれつつ急逝された女流作家の存在だったことは改めて書いておくに値する。
 非在という存在。
s-FH000002.jpg 死せるカメママ、生ける弥一を走らす、というわけなのだった。
 けれど、カメママさんは素晴らしい人たちとの出会いをプレゼントしてくれたのである。
 (花小金井パレードの画像集は、今回で終了させてもらいます。)


[画像と背景の文章とは直接、結びつきません。これまで同様、画像を掲載するための壁紙(の紙魚か汚れ)と思ってください。画像は、若干の例外を除き、原則として撮影時間順です。写真を撮らせてくれた皆さん、ありがとう。…というか、勝手に撮ってごめんなさい。しかも、勝手に掲載して、もう、なんとお詫びしていいことやら言葉がありません。なので、これだけにしておきます。クレーム(あるいは、できれば要望)が来たら、画像を本来の画素数まで拡大することも可能です。]

花小金井パレード(14)

 小生の晩生(おくて)ぶりは、まだ、続く。
 最初に、亡くなられた方を中心としたネットの輪を通じて、あくまでネットの上で知り合いになったダンサーの方のパレードを見たのは、一昨年の牛込パレードだった。s-FH000012.jpg
 牛込のパレードは午後二時頃から始まる。その日は炎天下のパレードとなった。小生はパレードの開始直後から見たはずだが、ダンサー陣の踊り…というより、姿格好に圧倒されてしあった。ええ、そんな格好で衆人環視のもとで踊るの、見ていいの、大丈夫、ってな具合だった。でも、目は点となって、焦点はバッチリだったことは間違いない。
 ほとんど、カルチャーショックだった。
s-FH000013.jpg でも、パレードの前半が終わると、ダンサー陣は某銀行の窓口内に引っ込んでしまわれた。休んでいるのかな、暑いし、ハードだな、例のダンサーの方に挨拶すべきかな。でも、窓口内には関係者以外、立ち入れないだろうから、挨拶は無理か、などと思っていた。
 そのうち、後半が始まった。小生が追うのは、初めてのこととて、ネットで知り合った(勝手に知り合っているつもりになっていただけ?の)かのダンサー(たち)しかいない。
 が、肝心のダンサーの姿が見えないではないか。
 えっ、まさか、小生が見ているから姿を隠した…?! そんな邪推さえしてみたり。
 すると、近くにいた誰かが熱中症だとか何とか言っている声が聞こえた。
 えっ、もしかして彼女、熱中症か熱射病にやられてしまったのか?!s-FH000014.jpg
 小生の後悔は、実はここにある。
 別に医学的知識など持ち合わせるはずもないが、熱中症だったら、ポカリスエットを飲むか、水か団扇で煽いで体を冷やすこと、といった程度の知識くらいはあった。水は弱った体だと腸からは吸収できないが、スポーツドリンクは、胃から直接すんなり体に取り込める成分構成になっている。
 が、小生に機転など働く知恵などあるはずない。
s-FH000017.jpg せいぜい、その夜だったか、掲示板にスポーツドリンクが急の際の水分補給に便利だという書き込みをして、話題を提供するのみだった。
 もっとも、体調を崩したのは、必ずしも熱中症(熱射病)云々が原因じゃなかったのかもしれない。
 その後のパレードを注意して見ていると、ダンサー陣をフォローするスタッフの方たちがペットボトル(スポーツドリンクか)を常備していて、パレードの最中でも、随時、ダンサー陣の水分の補給にも留意していたことを思えば、尚更。
 ただ、気温が高いだけじゃなく、湿度が高いコンディションの対策も必要かもしれない。水分を補給しても、激しい動きで火照った体の熱が汗と共に排出されないと、熱中症対策には不十分だろうし。
 スタッフがチーム名を入れた団扇か扇子を持っていて、応援する形で煽ぐ…か。
 

[画像と背景の文章とは直接、結びつきません。これまで同様、画像を掲載するための壁紙(の紙魚か汚れ)と思ってください。画像は、若干の例外を除き、原則として撮影時間順です。写真を撮らせてくれた皆さん、ありがとう。…というか、勝手に撮ってごめんなさい。しかも、勝手に掲載して、もう、なんとお詫びしていいことやら言葉がありません。なので、これだけにしておきます。クレーム(あるいは、できれば要望)が来たら、画像を本来の画素数まで拡大することも可能です。]

花小金井パレード(13)

 実は急逝されたその方のネットの輪の中に、我がリベルダージのメンバーであり、ダンサーだった(今も!)方がいた、というわけだった。
 ネットの上だけとはいえ、ダンサーの方と知り合った、また、キリ番作品の交換で盛り上がっていた直後に、物語作品の創作の才能豊かな方が亡くなられてしまった。s-FH000001.jpg
 しかも、小生の書いた「ある書き込みへの返事……」(「梅雨の話じゃないけれど」の末尾に載せてあります)が、彼女の心労の原因の一端をなしていたのじゃないかという小生の中の疑念は、今も小生は引き摺っている。
s-FH000005_1.jpg そんな、作品の交換や掲示板での励まし合い、刺激(エール)の交換という華やいだ、いわば光の面と、書き手(ひたすら書くことで表現するしかない作家)の業の暗部という闇の面との交錯。
 その渦中で知り合ったダンサーの方だった、まして知り合った直後に、ネットの輪の要(かなめ)的存在だった女性の死という重い記憶がある、その死に小生が責任の一端があるかもしれないという疑念、そんなこんながある…。s-FH000008.jpg
 さて、ダンサーの方とはネット上の関わりしかなかった。一度、パレードを見に来てと言われた(掲示板での書き込み)が、小生はそんな事件のあった一昨年の秋までに、ネット歴は数年はあったけれど、どんな形にしろ、オフ会(ネット上の方と、実際に何処かで会うこと)は全く経験がなかった。
 というより、ネットはネットだけのことにしておきたかった。
 でも、サンバのダンサーだから、パレードコースの脇から見る分には構わないじゃないか。実際に踊るところを見て、それから名乗るかどうか、考えよう…。
 サンバダンサーの踊りも見れるし…、なんて願望というか魂胆も断固、誘引としてあった…。
s-FH000011.jpg 思えば、臆病というか、我ながら情ないというか、赤面するしかない<出会い>体験なのだった。


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花小金井パレード(12)

 念のために繰り返しておくが、小生はあくまでただの追っ駆けであり、サンバのことは素人同然である。文中、分かったようなことを書いているようだが、ファンとして、しかも、ギャラリーの立場から感想めいたことを綴っているだけである。s-DSC01826.jpg
 小生の駄文でサンバや我がチームに変な偏見など抱かれるようだったら、困る。悲しい。
 まあ、考えてみると、小生とサンバ(我がチーム・リベルダージ)との出会いも変てこなものだから、小生のチームのメンバーでありながら、メンバーとしての活動を一切せず、ただ、追っ駆けをやっている変則的な関わりに至っているのだろう(小生の人間性はさておき)。
s-DSC01831.jpg この辺りの経緯については、前にも書いたことなので、ここでは簡単なメモ書きだけ残しておく。
 思えば、一昨年、ひょんなことからネット上で知り合った、あるネット上の物語作家の方の存在が大きかった。才能ある方で、小さな文学関係の賞を幾度となく受賞されていた。
 その方は、あるネット上の文筆作品の公表サイトで活躍されていた。目ぼしい方は他にも何人かいたが、その方は一際、輝いていたし、積極的な方でもあった。
 小生は、その方の文筆や創作意欲の引力圏内にあったとも言える(少なくとも一時期は)。s-DSC01843.jpg
 お互いホームページのキリ番(キリのいい番号)を取り合っては、お礼(褒美)として小説(掌編作品)のプレゼントの交換をしたりしていた。「 ● このサイトのこと…キリ番… 」の頁の末尾を参照)
 その方とのキリ番作品の交換その他が佳境に入った頃、とんでもない事態がその方を、あるいはその方の人間性や才能を惜しむ多くの方たちを見舞うことになる。
 そう、その方がネット上の<事件>を契機に(かどうか、真相は分からない)心臓に障害を抱え、その年の10月17日に惜しまれつつも、急逝されたのである。
s-DSC01851.jpg 彼女については、「梅雨の話じゃないけれど」の中でも、触れている…。

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花小金井パレード(11)

 何ゆえ、メインはヴォーカルのように思えるかというと、まあ、歌手(独奏者)が人気の的になるというのは、当たり前の光景として、どんな音楽の世界でもありがちだということもある。s-DSC01774.jpg
 同時に、テーマ曲(サンバ・ヂ・エンヘード)が流れ、ヴォーカル(プシャドール)の声が聞こえてくると、その声に合わせて、ダンサーにしろスタッフの方にしろ、白のスーツ姿(上着の下は裸と相場が決まっている?)のマラバリスタ(Malabarista)の方たちにしろ、関係者みんなが思わず口ずさんだりして、元気になるという面があるのだと思われる。
s-DSC01793.jpg(プシャドールやエンヘード、マラバリスタなど、サンバ用語は、たとえば、ここを参照のこと)
 カラオケなど、棺桶以上に縁遠い小生でさえ、メロディくらいは(誰にも聞えないように)口の中でモゴモゴしたりして。
 当然ながら、歌声は(バテリアの演奏も)、PA車(スピーカーなどを積んだ音響車、台車)のアンプやマイク(拡声器?)の調子に大きく左右される(ちなみに、PA車の移動にもスタッフは神経を相当に払っている。経験がないと難しい)。
 繊細なる神経で歌うのだろうけれども、同時に大声で歌うことを余儀なくされる場合もある。
 まして、短からぬパレードの間中、歌い続ける。牛込でのパレードでは複数の歌い手がいた。 
 ところが、今回は一人で歌い通した! 何枚かヴォーカルの方(当然歌の声を拾いやすいようにPA車の傍にいる)の写真を撮ったのだが、確かに写っているかぎりでは一人だ!s-DSC01804.jpg
 さて、そうはいっても、今回のパレードでは、我がチーム・リベルダージのみがヴォーカルの活躍を見たようである。そのことのチームへの士気という点で、大きな効果はあったのではなかったか。
 
s-DSC01824.jpg
[画像と背景の文章とは直接、結びつきません。これまで同様、画像を掲載するための壁紙(の紙魚か汚れ)と思ってください。画像は、若干の例外を除き、原則として撮影時間順です。写真を撮らせてくれた皆さん、ありがとう。…というか、勝手に撮ってごめんなさい。しかも、勝手に掲載して、もう、なんとお詫びしていいことやら言葉がありません。なので、これだけにしておきます。クレーム(あるいは、できれば要望)が来たら、画像を本来の画素数まで拡大することも可能です。]
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